2軍球場と侮るなかれ。野球ファン以外も楽しめるベースボルパークが尼崎にオープン

2軍球場と侮るなかれ。野球ファン以外も楽しめるベースボルパークが尼崎にオープン

たまには、野球をぼんやり眺める。

野球場へ行く。といっても、ユニフォームは着ていない。応援グッズも持っていない。そもそも、どちらのチームを応援するかも決めていない。今日はただ、なんとなく野球を眺めに行く。そんな休日も、けっこういい。

大物駅に、タイガースがやってきた。

阪神電車の大物駅で降りる。駅を出ると、もうタイガース。壁には大きな広告があって、駅から球場までの道もきれいに整備されている。歩くこと、だいたい5分。見えてくるのが、阪神タイガースのファーム本拠地がある「ゼロカーボンベースボールパーク」だ。二軍の球場と聞いて、もっと素朴な場所を想像していた。ところが、なかなか立派。エントランスがあって、売店があって、周囲には散歩道まである。ちょっとした「野球の公園」だ。

大きすぎない球場が、いい。

スタンドに座ってみる。グラウンドが近い。選手も近い。大きな球場では、野球という巨大なイベントを見ている感じがする。ここではもう少し、野球そのものを見ている感じがする。ピッチャーが投げる。バットに当たる。ボールが飛ぶ。観客が拍手する。そのひとつひとつが、ちゃんと近い。球場のすぐ横には線路。ときどき阪神電車が走っていく。野球を見て、電車を見て、また野球を見る。

コーヒーと、お菓子と、野球。

この日の相手はホークス。球場に「いざゆけ若鷹軍団」が流れてきた。久しぶりに聞いた。子どものころ、スーパーで流れていたなあ。そんなことを思い出す。コーヒーを飲む。お菓子を食べる。なんとなく野球を見る。これが、なかなかいい。ぼんやり野球を見る。という楽しみ方もあるのだ。

気がつけば、拍手している。

どちらのファンでもない。だから勝っても負けても、それほど困らない。気楽なものだ。ところが試合を見ていると、だんだん選手の気持ちが気になってくる。チャンスになる。打席に選手が入る。なんとなく、「打ってほしいな」と思う。いいプレーが出る。気がつけば拍手している。野球というのは不思議だ。知らない選手なのに、しばらく見ているだけで応援したくなる。

何もしない休日の選択肢としての野球場。

映画を見る。本を読む。公園へ行く。それと同じくらいの気軽さで、「今日は野球でも見ようかな」という休日があってもいい。大物駅から歩いて5分。スタンドに座って、コーヒーを飲んで、目の前で進んでいく試合を眺める。ときどき電車が走っていく。ときどき拍手する。そういうのも、悪くはない。野球は、応援しなくても楽しい。たまには球場で、のんびりしよう。

Information

ゼロカーボンベースボールパーク

アクセス:阪神大物駅徒歩5分

試合日程は、HP参照

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