リニューアル完了!天王寺駅前の美しい庭園は、まさに都会のオアシス!
天王寺で、ちょっと静かになりたい。


天王寺は、いつも人が多い。駅を出れば、あべのハルカス。少し歩けば、てんしば。買い物する場所も、ごはんを食べる場所もたくさんある。そんな天王寺の駅前から、ほんの少し歩く。すると、急に日本庭園が現れる。慶沢園だ。ここだけ、街の時間がちょっとゆっくり流れている。
ハルカスの見える日本庭園。

門を入ると、真ん中に大きな池がある。その周りを木々に囲まれた小径がぐるり。慶沢園は、池のまわりを歩きながら景色を楽しむ「林泉回遊式庭園」なのだそう。でも、そんな難しいことは知らなくてもいい。とりあえず歩いてみる。池を見る。木を見る。石を見る。そして、ふと顔を上げる。向こうには、あべのハルカス。日本庭園の木々の向こうから、300メートルの高層ビルがにょきっと顔を出している。この景色が、なんとも大阪らしくていい。
池のほとりで、何もしない。


池に張り出すように、小さな建物がある。ここに座って、しばらく休憩。目の前には池。
その向こうには大阪市立美術館。慶沢園はもともと、住友家の本邸庭園として造られた場所だ。戦後、大阪市へ寄贈された。そんな歴史を知るのも面白いけれど、ここでは歴史のお勉強より、ぼんやりする方をおすすめしたい。池を眺めていると、それだけでいい気がしてくる。
天王寺に、小さな河原があった。

さらに奥へ歩くと、滝がある。水が石の間を流れ、その先に小さな河原のような景色がつくられている。ここが天王寺だということを、ちょっと忘れる。数分前まで、駅前の人混みの中を歩いていたのに。街から遠くへ行かなくても、ちゃんと静かな場所はある。
てんしばの、その先へ。
天王寺でのんびりしようと思ったら、てんしばもいい。芝生に座って、ハルカスを眺める。それも気持ちいい。でも今日は、もう少しだけ歩いてみる。人の声が少なくなって、木々が増えてきたら、慶沢園はすぐそこだ。観光するほどでもない。何かをしなくてもいい。池のまわりを一周して、気に入った場所で少し座る。それくらいが、ちょうどいい。天王寺で人の多さにちょっと疲れたら、庭園へ逃げよう。駅前から歩いて行ける、300円の小さな避難場所だ。
Information
慶沢園
アクセス:天王寺駅徒歩5分
入園料:大人300円、大学生・高校生 200円(大学・高校に準ずるものの学生・生徒を含む)、小中学生・無料未就学児は無料
休園日:毎週月曜日(休日にあたる場合は翌平日)、年末年始(12月29日から1月1日)
開演時間:9時30分から17時(入園は16時30分まで)
※5月・9月の土曜日・日曜日・祝日は18時まで開園(入園は17時30分まで)

