駅から歩いて5分ほどの場所にある美しい砂浜と遺跡公園。
山陽電車中八木駅を降りて徒歩5分ほどの場所に、素敵な公園を見つけました。

中八木駅で降りて海の方に向かうと、住宅地の静かな道が続きます。その道を抜けると、八木遺跡公園があります。
この公園は、のんびりと犬を散歩させる人々、ジョギングを楽しむ人たち、地元の子どもたちが遊ぶ姿が見られ、観光地とは違う、日常の風景が広がっています。

八木遺跡公園はその名の通り、遺跡がある公園です。
実はこの近くで、明石原人やアカシゾウと呼ばれる化石が発見されたのだそうです。
それらをモチーフにした公園のデザインは、歴史と自然が融合した独特の魅力があります。

公園の端には浜辺へと降りる階段があり、その先には小さなあずまやが立っています。
あずまやから見渡す播磨灘の海は、穏やかでとても美しく、夕方には空がオレンジ色に染まり、波音が心地よく響いていました。
公園のすぐそばには美しい砂浜が

海の方に行くと砂浜が湯づいていて、とても美しい景色が続きます。
砂浜に打ち寄せる波のリズムに耳を傾けながら、ただぼんやりと過ごす時間。それは、忙しい日常から解放される瞬間です。

この海岸にはウミガメもやってくるのだそうです。これほど、大阪や神戸から近い場所でもウミガメがいるということに驚きます。
八木遺跡公園にちなんで語られるアカシゾウのエピソードもまた、興味深いものです。
アカシゾウの化石は、ある中学生が発見したのだそうです。その少年は6年間もの間、1人で掘り続け、最終的に97点もの化石を発見しました。少年の情熱と根気強さに驚かされると同時に、こうしたエピソードに出会えるのも、街歩きの楽しさだと思います。
八木遺跡公園
アクセス:山陽電車中八木駅徒歩5分
開園時間:24時間